こんにちは!カインズサービス営業部のカイ アンズです☺
今回ご紹介するのは、私が入社して初めてお取引をさせていただいた「株式会社S」様とのエピソードです。
■不安から始まった初めての取引
株式会社S様は、当時急遽事務職の人材が必要となったものの、派遣社員を活用された経験はなく、今回も自社で求人を進められてましたが、思うように応募者が集まらず、私がその求人広告を見つけ、お電話で派遣社員の活用をご提案させていただきました。
お話しする中で、人材派遣の仕組みや法律について丁寧にご説明させていただき、無事に取引が始まることに。こうして私は、入社後初めて新規の企業様とのお取引を成約することなりました。
■Kさんの入社、そして契約終了の危機
商談の際、「PCへの入力業務さえできれば経験は問わない」との条件で、当社のスタッフKさんをご紹介し、無事に入社が決まりました。しかし、Kさんが入社して3週間が経つ頃、S様より「事務スキルが不足しているため契約を終了したい」とのお話が…。
予想外の事態に驚きましたが、Kさん自身からは「この職場環境で長く勤務し、スキルアップしたい」と聞いていたため、すぐにS社を訪問してお話を伺うことにしました。
■ヒアリングで見えてきたもの
S社のご担当者様には、約1時間かけて改めて求められるスキルを丁寧にヒアリング。その後、Kさんとの面談を行い、日々の業務や感じている不安について話を聞きました。
Kさんは、「教えていただいていないことまで当然のように任されている感覚があり、自分で調べながら進めているために、仕事が遅くなっているかもしれない」と話してくれました。
それでも「派遣先の方々がとても丁寧に教えてくださっていて、自分が成長しているのを実感できるので、この職場で長く働きたい」と、前向きな意志を力強く伝えてくれました。
Kさんのひたむきさと、真摯な姿勢に心が熱くなりました。
■Kさんへの想いを伝える交渉
Kさんの姿勢を目の当たりにした私は、S社の担当者様に「Kさんはほぼ新卒の状態で御社に入社し、少しずつですが着実にスキルを身に付けています。
これから若年層の採用が困難になる中、Kさんのような前向きで誠実な人材は貴重です。
どうか長い目で見ていただけませんか」と、彼女の姿勢と今後の成長に期待を込めてお伝えしました。
一度は後ろ向きだったご担当者様の反応でしたが、2日後、「社内で検討した結果、Kさんは日々頑張ってくれていて助かっている部分も多いので、継続することに決まりました。
Kさんには不安な気持ちにさせてしまい申し訳ありませんでしたとお伝えください」とご連絡をいただきました。
電話を通して、Kさんの頑張りが認められたことを聞いた瞬間、胸が熱くなり、感情が込み上げました。
Kさんの思いがしっかりと伝わったこと、そして、私がすぐに行動することで派遣先の皆様も真剣に考えてくださったこと。KさんとS社の信頼関係がつながった瞬間でした。