カインズサービス「メディア事業部」の山田です。
採用担当者にとって、面接は新しい人材を採用する上で欠かせない重要なプロセスです。
しかし、面接で失敗をしてしまうと、優秀な候補者を逃してしまったり、逆に不適切な人材を採用してしまう恐れがあります。
そこで、本記事では採用担当者が知っておくべき、面接で失敗しないためのポイントについて解説していきます。
求職者情報の確認方法や、面接で聞くべき質問事項の例、見逃しがちなポイントや注意すべき求職者のサイン、さらには面接評価シートの例や、面接後のアフターフォローのポイントまで幅広くカバーしていきます。
人事採用担当者の方々は、ぜひ本記事を参考にしてください。
面接前の準備が大切!求職者情報の確認方法と活用法
採用担当者にとって、面接前の準備は非常に重要です。
求職者の情報をしっかりと確認することで、面接時に役立つ質問を用意することができます。
具体的には、履歴書や職務経歴書、ポートフォリオなどを詳細に確認することが必要です。
また、SNSやLinkedInなどのプロフィールもチェックすることで、求職者のより詳細な情報を把握することができます。
求職者情報を確認した後は、その情報を活用することも重要です。
求職者の経歴やスキルに合わせた質問を用意することで、より的確な面接ができます。
また、求職者にとって魅力的な職場であることをアピールするためにも、面接時には求職者の興味や関心を引く話題を取り入れることが大切です。
どう質問するかがポイント!面接で聞くべき質問事項の例
面接での質問は、求職者のスキルや経験を評価するために非常に重要なポイントです。
質問内容によっては、求職者の仕事へのスタンス、過去の実績、今後何を目指していきたいのかを、深堀りすることができます。
面接で聞くべき質問事項の例としては、次のようなものがあります。
- 過去の仕事での課題や成功体験について
- チームでのコミュニケーションの方法や考え方について
- 今後のキャリアプランや目標について
ただし、質問内容はあくまでも目安であり、求職者のタイプや、スキル、経験に合わせて臨機応変に対応するとが重要になるでしょう。
面接官が見逃しがちなポイントとは?注意すべき求職者のサイン
面接官が見逃しがちなポイントとしては、求職者のボディランゲージや表情などのサインに注目することが挙げられます。
求職者の言葉だけではなく、ボディランゲージや表情からも情報を読み取ることができます。
例えば、手の動きが多い場合は緊張している可能性がありますし、目線が逸れる場合は嘘をついている可能性があることを示しています。また、緊張している求職者は通常よりも低い声で話す傾向があるため、声のトーンにも注目することが大切です。
さらに、求職者の回答内容からもサインを読み取ることができます。例えば、質問に対して回答が短すぎたり、詳細な説明を避けたりする場合は、スキルや経験に自信がない可能性があります。
以上のように、面接官が見逃しがちなポイントには多くのサインがあります。採用担当者は、求職者の全身像を見て、総合的に判断することが求められます。
必見!面接評価シートの例と活用方法
面接評価シートは、面接官が面接中に求職者の印象やスキル、人物像などを評価するためのシートです。面接後の採用判断の際にも参考となります。一般的には、各評価項目に対して5段階評価を行い、総合評価を算出します。
例えば、以下のような面接評価シートがあります。
評価項目
- 志望動機・意欲
- 知識・スキル
- コミュニケーション能力
- 仕事への取り組み姿勢・能力
- その他(自由記述欄)
各評価項目には、求職者のパフォーマンスを具体的に評価する指標が記載されています。例えば、志望動機・意欲の項目では、「企業に対する理解度、情熱や熱意の表現、企業と自分のマッチング度合い」などが評価指標となります。
面接評価シートは、面接官の主観的な評価を客観的なデータとしてまとめることができます。また、採用決定の際には、面接評価シートを基に議論を行うことで、採用の妥当性や透明性を高めることができます。
面接評価シートの活用方法としては、面接後に全面評価を行うだけでなく、各評価項目ごとにコメントを記載することで、求職者の強み・弱みを明確に把握することができます。また、複数の面接官で評価を行う場合には、面接評価シートを共有することで、評価基準の統一を図ることができます。
面接後のフォローも重要!採用決定までのアフターフォローのポイント
面接後のフォローは、採用担当者にとっても求職者にとっても非常に重要です。
面接後のアフターフォローは、採用プロセスの重要な一部であり、採用決定までの期間において、候補者とのコミュニケーションを維持することが重要です。
以下は、アフターフォローを行う際のポイントです。
感謝の意を伝える:面接後には、感謝の意を伝えることが重要です。
メールなどを使って、まずは面接に参加してくれたことに対して、感謝のメールを送っておきましょう。
感謝の言葉を伝えることで、候補者に対する尊敬と敬意を示し、面接に真剣に取り組んでくれたことに感謝することができます。
次のステップを共有する:面接後には、次のステップについて候補者と共有することが重要です。次のステップが何であるか、採用プロセスがどのように進行するかを明確に伝えることで、候補者が自分自身を準備することができます。
アフターフォローは、採用プロセスにおいて非常に重要な役割を果たします。
候補者とのコミュニケーションを維持し、候補者が採用プロセスにおいて自分自身を改善するための情報を提供することで、より良い採用結果を得ることができます。
以上、「採用担当者が知っておきたい!面接で失敗しないためのポイント」を解説いたしました。
人手不足が加速していく中、採用活動を円滑にしていくためには、細やかなポイントを抑えておくことが大切ですね。
皆様の採用活動が、少しでもうまくいくことを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。