働き方改革! ~交代制で働く難しさ~

こんにちは!カインズサービス営業部のカイ サビスです!

今回は、24h365日稼働しているコールセンターでの経験をご紹介させていただきます。

24時間365日稼働し続ける過酷な現場

こちらのセンターではシフトを各時間帯、専属で固定とした人員の配置をされておらず、日勤、夜勤のどちらの時間帯も対応が必要という内容でした。

受注を頂いてから間もなくして無事に1人、2人目とスタッフさんの入社が決まりました。入社されたスタッフさんは特段の問題もなく勤務していただき、営業としても手応えを感じていました。

しかし4か月ほど経過し、日夜勤どちらも対応し始めた頃、女性スタッフAさんが体調を理由に欠勤や早退が目立つようになりました。

ある女性スタッフのSOS

今まで順調に就業されていたスタッフさんであったこともあり、派遣先のご担当者様も心配をされ、状況確認の為に面談を行うこととなりました。

スタッフAさんとの面談を通して、どうやら対応するシフト時間に原因があることが分かりました。

これまでスタッフAさんは日勤の経験がなく夜型体質だったこと、また日勤、夜勤の交代制が初めてであり、両方の時間対応が求められることにより、ホルモンバランスを崩してしまっていたことがわかりました。

派遣先へフィードバックをしたところ、状況に関してご理解を頂き、体調回復に向けた働き方の改善に真摯に取り組んで頂けることとなりました。

成功事例を参考に…シフト制導入

当時は限られた人数でシフトを組んでいた為、シフトの組み方に連続性がなく、煩雑な時間帯を全て対応しなくてはいけなくなってしまっておりました。またそのことに対して先方も課題を感じておられました。

そこで私は交代制シフトを導入されている他企業様の取り組みの好事例を話し、導入の提案をしてみました。

内容は日勤と夜勤を1週間~2週間毎の交代制とし、ある程度連続性を持たせることでスタッフへの負担が軽減され出勤率、定着率と安定した就業が見込めるというものでした。先方もご興味を持っていただき、早速、週ごとの交代制を取り入れて対応して頂ける事となりました。

その結果、シフト体制が変化した事で、スタッフAさんの勤怠が改善され、本人からもとても働きやすくなったとお話がありました。

またその影響はスタッフAさんのみではなく、他のスタッフさんや先方社員の方からもご好評を頂くことが出来ました。

一人ひとりの声に耳を傾ける

今回の経験により、シフトの対応パターンが違うだけで定着率や勤怠に影響が出てしまうこと、また実例を交えて説明や相談をすることの大切さを学びました。

また自身の提案で一人のスタッフさんのみならず、複数の方からも感謝を受けたことで、派遣会社の営業担当としてのやりがいをとても強く感じることができました。

派遣会社の営業担当をしている以上、これからも色々な派遣先企業様、スタッフさんとの出会いがあります。

人材を紹介するだけではなく、派遣先企業様、スタッフさん双方の課題解決に向けて、寄り添いながら一緒に取り組むという姿勢を忘れずに、日々、取り組み続けていきたいと思います!