カインズサービス編集部の山田です。「キャリアのVSOP論」って聞いたことありますか?
「VSOP」と言えば、ブランデーの等級のひとつですが、ここではまた別の「VSOP」を指しています。
「キャリアのVSOP論」とは、年代ごとに「求められるスキル」を言語化したものです。
V・S・O・P、それぞれの頭文字をとって、「キャリアのVSOP論」では、各年代ごとに「求められるスキル」をこのように定義しています。
画像※カインズサービス制作
V→20代はバイタリティ
S→30代はスペシャリティ
O→40代はオリジナリティ
P→50代はパーソナリティ
各年代に求められるスキルを解説しながら、自分の「人生・キャリア」と、どのように向き合っていけばいいのか、一緒に考えてみましょう。
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20代は「バイタリティ(V)」を意識しよう
20代は「バイタリティ」こそ大切。とにかく色々な体験をしましょう。
諸説によると、今は「バラエティ」とも言われていて、好きなことだけやるのではなく、苦手なことも含めて多彩な経験をすることが大切です。
失敗を恐れずに気軽にトライできるのが20代の特権。なんでも一番に名乗り出るくらい、すべてにおいて勇気を出して、積極的にチャレンジしましょう。
20代はチャレンジに対するリスクがほとんどありません。
エネルギーが溢れている時に、たくさん失敗を積み重ねて、自分の視野を拡げておくことで、自分の得意な分野や方向性が見極められるはず。
30代は「スペシャリティ(S)」を意識しよう
30代は「スペシャリティ」です。とにかく自分の専門分野を突き詰めましょう。
20代の時に多くの体験をしたことで、なんとなく自分の得意分野が理解できているはず。
自分が得意だと感じている分野を深堀りしていくのが30代です。
つまり、30代は「自分はこの分野で勝負するんだ!」と決意して方向性を決める年代とも言えます。
「◯◯と言えば、あの人に相談してみよう!」このように、自分にハッシュタグ(#)をつけるのが30代のうちにやるべきことです。
30代で、自分のハッシュタグがないという人は、あらためて、今の自分に何ができるのか?そして、自分は何の専門家になれるのか?
日頃から、このようなことを自問自答していくことが大切です。
40代は「オリジナリティ(O)」を意識しよう
40代は「オリジナリティ」です。とにかく「自分にしかできない仕事」を意識していきましょう。
専門性を持った30代が増えていく中で、30代の人材と同じ土俵で戦っていても、差別化はできませんし、更なる成長はできません。
30代で磨きあげた専門性と共に「自分らしさ」を追求するのが40代の醍醐味だとも言えます。
周囲に「あの人が手がける仕事は面白いよね」と言ってもらえるような、あなたならではの「オリジナリティ」のある仕事を意識する必要があります。
自分の持てる独創性を活かし、「あなたにしかできない仕事」をやり遂げることを意識しましょう。
50代は「パーソナリティ(P)」を意識しよう
50代は「パーソナリティ」です。シンプルに言うなら自分の持てる「人間性」や「人間力」で勝負していく年代です。
その為には、これまで積み上げてきた「信頼」で仕事をすることが必要です。
周囲の人間に「あの人に付いていきたい」「あの人がいるなら頑張れる」「あの人のようになりたい」、こんな風に思わせる人間力を、50代までに身につけておきたいものです。
「地位が高い」「資産がある」「仕事ができる」と言うことではなく、あなたが周囲の人から「信頼されている人」なのかどうかで、自分の価値が決まるといっても過言ではないでしょう。
人生100年時代。いくつになっても学び続けることが大切
「キャリアのVSOP論」は定年退職が当たり前だった時代に作られている為、50代までを対象としていますが、現代は人生100年時代です。
いくつになっても自分のキャリアと向き合い、学び続けることが大切でしょう。
ここで「キャリア」という言葉が持つ概念について調べてみました。
厚生労働省が提唱しているキャリアの概念の中には、『時間的持続性ないしは継続性を持った概念』と定義されています。
そう考えるとキャリアとは人生そのもの。自分の人生が続く限り、キャリアから目を背けることはできないのでしょう。
本記事があなたの「人生キャリア」を考える機会になれば幸いです。
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