【体験談】国家資格キャリアコンサルタントを取得する為の3つのコツ

こんにちは。カインズサービス編集部の山田です。

 

今回は国家資格である「キャリアコンサルタント」について書いていきます。「キャリアコンサルタントって聞いたことはあるけど、実際にはどんな資格なの?」という疑問をお持ちの方のために、解説させてください。

 

キャリアコンサルタント(国家資格)とは、学生・求職者・在職者等を対象に職業選択や能力開発に関する相談・助言を行う専門職である。

2016年4月に職業能力開発促進法にキャリアコンサルタントが規定され、国家資格となる。この資格を所得しない者は「キャリアコンサルタント」又は、これに紛らわしい名称を用いることができない[1]。キャリアカウンセラー、キャリアアドバイザーと名乗る者もいる。

主な業務として、就職希望者や労働者を対象に職業の選択や、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談を行う。この相談のことをキャリアコンサルティングという

キャリアコンサルタント Wikipediaより引用

 

キャリアで悩んでいる方の相談にのったり、職業能力の向上についての「道しるべ」となるきっかけをくれるのが、「キャリアコンサルタント」なのですね。

 

 

そんな今回は、カインズサービスで「キャリアコンサルタント」の資格を取得されている、人材アドバイザーの中島さんに、「キャリアコンサルタントを取得する為の3つのコツ」を伝授頂きましたので、ピックアップさせて頂きます。

 

これから、「キャリアコンサルタント」の資格をとりたいという人は、ぜひ参考になさっていただければと思います。

 

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キャリアコンサルタント資格取得する上で苦労した3つのポイント

キャリアコンサルタント資格取得する上で苦労した3つのポイント

 

カインズサービスで人材アドバイザーをしております中島です。このような貴重な場をいただきありがとうございます。

 

ここからは私がキャリアコンサルタントの資格取得する上で苦労したことや、抑えておきたいポイントを分かりやすくご説明します。私の知見がどなたかの役に立てば幸いです。

勉強時間を作ること

これはキャリアコンサルタントの資格取得に限らず、何事にも当てはまるのではないかと思います。「とにかく時間が無い。勉強する時間が無いんです。」

 

社会人であれば誰しも思うことですが、「フルタイムで週5日働いて、いつ勉強するの?!」と思うのが普通ではないでしょうか。

 

当時の私も一緒でした。しかし、「時間がない!」は実は言い訳にすぎず、24時間はみんな平等にあり、それでもやる人はやるんですよね。根性論とかではなく、どうしたらその時間を生み出せるか。それをまずは見つめ直す必要があると考えます。

 

そこで私は自分の一日のスケジュール(サイクル)を洗い出しました。起きて、朝食を食べ、仕事に行って、帰ってきて、晩御飯を食べて、テレビや団欒をして、寝る。「勉強の時間がない・・。」と初めは思いました。しかし、私の行動や思考は間違っていました。

 

新たな時間を生み出す努力もせず、ルーティン化された日常にドップリと浸っていました。

 

そして使っている時間の棚卸です。これはもっと効率化できる。とか「今日はテレビは絶対見ない!」など、強い意志を持ては時間は必ず作れると考えました。

 

そして、一日の中でどうやら「2~3時間」は時間の確保ができるぞと気付きました。(私はもっとできる!)

 

そこからは日々、その時間をキャリアコンサルタントの勉強に使いました。社会人になると、時間が無いと良く聞きますが、無いのではなく「時間は創るもの」なのです。

 

常に最新の情報を調べる

「時事問題」では、その年の状況によって雇用者数などが数値が大きく変化しています。例えば、昨今のコロナウイルス感染拡大の影響により「完全失業率」や「有効求人倍率」が大きく変化しています。試験ではそういった時事的な問題が出題されることがあります。

 

コロナ禍のように分かりやすい変動があれば、大々的にメディアでも取り上げられますので理解しやすいですが、法律改正に伴う変更点などは常に最新の情報を入手する必要があります。

 

その為、常に最新の情報を自ら調べて、学びに行くという姿勢が必要です。

登場人物の覚え方

「登場人物」の覚え方。初めは誰もがここでつまづいてしまうかもしれません。

 

とにかく登場人物が多いです。歴史を勉強するようにキャリアコンサルタント試験は精神分析医に始まり、世界的にも有名な理論家が多く登場します。

 

そのため、必然的に覚えることが増えます。覚え方は人それぞれかとは思いますが、私は教科書に載っている「理論家の似顔絵」にその人物のキャッチコピーや口癖などのメモ書きをして覚えました。(笑)

キャリアコンサルタント資格を取得する上でおさえておきたい3つのポイント

キャリアコンサルタント資格を取得する上でおさえておきたい3つのポイント

傾聴

「傾聴(けいちょう)」と言いますが、これはキャリアコンサルタントの基本姿勢です。

 

耳も心も傾けて聴く。これは否定をすることなく、相手の話を聞き入れるということです。キャリアコンサルタントと聞くと、「相手のキャリアをコンサルティングする」と思われがちですが、実は違うのです。

 

全ては相談者の方にゆだねられており、私たちは相手に“気づき”の機会を与えることが目的です。そのため、相談者との信頼関係を築くことが最初の第一歩となります。

 

その上で「傾聴」は避けて通れません。これが出来ずして人生のコンサルティングは出来ません。これはキャリアコンサルタント資格取得を目指す上では避けて通れない点であると感じます。

受容

「受容」これは相手を受け入れることです。勉強過程の中で「内的準拠枠」という言葉が出てくることと思います。

 

これは簡潔に説明すると「個人の価値観」です。別の言い方をすれば「心の窓」とも言えます。これは個人によってその枠から見える景色や感じ方、考え方は違います。

 

それはその時点の感じ方、考え方が良い悪いではなく、そう思っている、そう感じているということをこちらが理解することが重要です。

 

十人十色というように、個人の価値観は年齢や性別に限らず、育ったバックグラウンドなどによって様々です。

 

キャリアコンサルタントは、自身の物差しで他人を計るのではなく、“今ここ”の相談者を受け入れることが重要。それが「受容」です。

共感

「共感」とは相手の考えていること、感じていることを自分にも同じように感じ取って理解を示すことです。

 

一見同じような言葉で「同感」という言葉がありますが、この二つには明確な違いがあります。

 

「同感」とは自分の経験に置き換えて相手を理解することです。その時点での自分の経験や価値観を基に理解をしようとするため、同感では相手の理解を得ることに限界や齟齬が生まれてしまいます。

 

「共感」するということは相手の現状に立って理解をするということです。これもキャリアコンサルタントには必要な基本姿勢です。

【体験談】国家資格キャリアコンサルタントを取得する為の3つのコツ:まとめ

【体験談】国家資格キャリアコンサルタントを取得する為の3つのコツ:まとめ

キャリアコンサルタントとは、「テクニックや才能だけでは測れない世界」だと思います。(もちろん資格取得は必須ですが努力で乗り越えられるはずです。)

 

どれだけ気持ちをこめて、目の前にいる人の「人生に寄り添えるか・・」、この人としての「想いやり」が一番大切だと思います。これは仕事の中だけに限らず、私生活で様々な人たちと接する中で、そして生きていくという行動のすべてに通ずるものがあるのでないかと私は考えます。

 

今、私は人材アドバイザーとして、派遣スタッフさん・派遣先企業様のパートナーとして日々仕事をさせて頂いています。

 

人や企業の「悩み」に寄り添い、私たちが関わらせて頂くことで「悩み」のタネが解消されていき、それが「感謝」へと変わる。これほどにやりがいのある仕事はありません。

 

これからも初心を忘れずに、「悩んでいる人のもと」を目指して、自分に出来る事に努力していきたいと思います。

 

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