カインズサービス「メディア事業部」の番匠です。
今回は私からオススメしたい書籍についてご紹介致します。
早速ですがみなさん何か趣味や熱中できるものを見つけたいと思いませんか?
- 没頭できるものなんて中々見つからない。。
- やりたいことなんて考えたことない。。。
- 日々に楽しみを増やしていきたい。。。
今回はそんなお悩みを抱えている方に向けて、脳科学者の西 剛志氏の著書
1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教える「やりたいこと」の見つけ方
を書評させていただきます。
やりたいこととは何か?
本書では”やりたいことの正体”をわかりやすく示しています。
実はやりたいことの正体は「何か」を通じて得たい感情ということが記されています。
・計画的に物事が進んでいる「安心感」
・新しいことに挑戦する「ワクワク」
・誰かの役に立っているという「貢献感」
こうした感情を満たすものが、あなたが「本当にやりたいこと」です。
1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教える 「やりたいこと」の見つけ方より引用
私たちはやりたいことを考える時に、なりたい職業で考えがちです。
自分の中にある感情を満たすことをできるものが「やりたいこと」に繋がっていくということです。
このことから仕事を探すのではなく、自分が満たしたい「感情」にフォーカスすることが重要だと分かります。
手段(職業)と目的(満たしたい感情)が逆になるとやりたいことが見つかりにくくなります。
やりたいことが実現できると・・
「やりたいこと」が見つかると、下記のような効果が期待できます。
・幸福度が高まり、自分を好きになれる
・収入が上がる
・困難を乗り越える力が高まる
・脳と体の老化を遠ざける
・人間的魅力が高まり、成功しやすくなる
1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教える 「やりたいこと」の見つけ方より引用
一つずつ解説していきます。
幸福度が高まり自分を好きになれる
やりたいことを実現している人は幸福度が高く、他者や集団を自主的に助けようとします。
目標に向かってどんどん進んでいる自分を想像できたら、どんな気持ちでしょうか?
収入が上がる
幸福度が高まると、脳のパフォーマンスが上がります。
幸福度が仕事の生産性に10%~12%向上させるという研究があります。
やりたいことをしている人はそうでない人に比べて収入が高く、より高い地位や名誉を得ることが分かっています。
困難を乗り越える力が高まる
新しいことにチャレンジする能力と相関しています。やりたいことが分かれば、こうすれば自分は幸せでいられる、自分はこれが好きだなど、何かを意思決定する際の基準となり、ブレない自分を手にすることができます。
脳と体の老化を遠ざける
脳の老化はストレスに強く影響します。
ストレスまみれの暮らしをしている人は早く老けてしまいます。
脳がいい状態だと代謝も上がり、肌ツヤもよくなります。
やりたいことが実現できると肉体的な疲れや痛みさえ感じにくいという結果もあります。
人間的魅力が高まり、成功しやすくなる
やりたいことに向かって精力的にチャレンジする姿は、人間的な魅力の1つです。
仕事上でも、ビジョンを持って努力している人の周囲には、それを応援する人達が集まってきます。
ハーバード大学の研究でも、幸せな人の周りには幸せな人が集まり、不幸な人の周りには
不幸な人の割合が多くなることが分かっています。
やりたいことが見つからない原因
「やりたいこと」が見つからない原因として、下記の理由が挙げられます。
・「世間の評価」を基準にする
・安心、安全の場所に居続ける
・人との出会いが少ない
1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教える 「やりたいこと」の見つけ方より引用
こちらも一つずつ解説していきます。
「世間の評価」を基準にする
ほめられることにフォーカスすると、人が期待する行動を優先的に行なってしまうリサーチもあります。
自分が認められるかどうかは、環境や相手次第であり、コントロールできるものではありません。
安心、安全の場所に居続ける
現段階でやりたいことが見つからないのであれば、一歩だけ外に出てみることも大切です。
やりたいことはあなたが考える安心、安全の外側にあることが多いからです。
人との出会いが少ない
運の良い人と悪い人の違いは出会いの数にあります。
実際に「やりたいこと」を実現するためには、たくさんの機会(人を含む)との出会いが重要であることが分かっています。
以上の原因が「やりたいこと」を見つける上で妨げになっていることがわかります。
「やりたいこと」を見つけるための習慣
「やりたいこと」が見つからない原因を説明しましたが、ここで「やりたいこと」を見つけるための習慣を紹介していきます。
・「やりたくないこと」を言語化する
・「小さな変化」を取り入れる
・新しい人と出会う
・「寄り道」をしてみよう
1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教える 「やりたいこと」の見つけ方より引用
以下、解説です。
「やりたくないこと」を言語化する
違和感を大事にすると面白いことに気付くことがあります。
やりたくないことを書き出すと、自然に自分のやりたいことや好きなことが出てくることが多いです。
やりたいことが見つからない人は「やりたくないこと」を書き出してみると自己理解が深まります。
「小さな変化」を取り入れる
「日々の繰り返し」が私たちの安心感に繋がることがあります。しかし、安心安全の領域から出ることによって「やりたいこと」が見つかることも多いです。そこで「小さな変化」を取り入れることにより、脳の中で変化=快感に変わっていきます。少しずつですが安心安全の領域から出ていくことに楽しさを感じるようになります。
新しい人と出会う
「やりたいこと」をしている人を見ているだけで、その人の楽しさや考え方が伝わるため、少なからず
自分の行動や考え方も変わっていきます。頭でっかちになって「やりたいこと」を探しても、見つけられないのは、新しい人、そして新しい生き方と出会ってないのかもしれません。
私たちは知識よりも、人を通して大きく変わっていきます。
「寄り道」をしてみよう
多くの人は「成功」とは、一直線に進んで得られるものだと思っています。
道を逸れることは非効率に見えるかもしれませんが、実はこの寄り道がその人にとっての最短コース
だったりします。寄り道をすることで、自分が知らなかった世界や新しい自分の本質を発見することができます。たまには関係ないと思える遊びも体験すると、意外な方向に人生が進むことがあるので、是非意識してみてください。
まとめ
以上、今回は1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教える「やりたいこと」の見つけ方の書評をさせていただきました。
「やりたいこと」を実行できるようになると仕事もプライベートも充実度が高まります。
楽しいことを我慢して成果ばかりを求めすぎると、信じていたものが雪崩のように崩れ落ちてしまうこともあります。
なので無理せず、あなたが本当に「やりたいこと」を見つけられることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。