怒りをコントロールするスキル【アンガーマネジメント10選】

カインズサービス「メディア事業部」の山田です。

最近、何かに対して「怒り」を感じたことはありますでしょうか?

人が持つ喜怒哀楽の中で、最も強いエネルギーを持っているのが「怒り」という感情です。

「怒り」には大きなエネルギーがあり、時にひとつの国を変えてしまうほどの大きなインパクトをもたらすことがあります。

不条理な世の中において、時に「怒り」が正義として必要になるシーンもあるでしょう。

しかし、「怒り」は表現の仕方次第で、あなた自身の価値や、信頼を一瞬でゼロにしてしまう可能性があります。

あなたがこれまで積み上げてきた「信頼」「価値」を失わない為にも、「怒り」と上手に向き合っていく必要があるのです。

今回は怒りをコントロールするスキル、「アンガーマネジメント」について解説していきます。

アンガーマネジメントとは怒りをコントロールするスキル

アンガーマネジメントとは怒りをコントロールするスキル

アンガーマネジメントとは怒りをうまくコントロールするスキルです。

アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで生まれたとされている怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングです。

現在、日本でもアンガーマネジメントの受講者数は年々右肩上がりに増加しており、2018年度は約24万人、統計を取り始めてから2019年半で述べ100万人の方が当会の講座、研修などを受講しています。

アンガーマネジメントを学び、人が人に当たらない社会、怒りが連鎖しない社会を実現しましょう。

引用元:日本アンガーマネジメント協会より

「人が怒りで他者を傷つけない社会」、これは当たり前の考え方であって欲しいのですが、なかなかそんな風にいかないのが現実だったりします。

しかし、すぐに「カッとなるような性格」でいると、人生が不幸になる確率は上がります。

生まれてくる感情のコントロールをしてこそ、人間として一人前。それがプロのビジネスパーソンであるとも考えます。

より豊かな人生を送っていく為に、以下の「アンガーマネジメント10選」を実践していきましょう。

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ビジネスマンにおすすめしたいアンガーマネジメント10選

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すぐに行動せずに立ち止まる

怒りの感情が芽生えた時にすぐに行動してしまうと、あなたの価値に大きな損害をもたらす可能性があります。

一般論では怒りの感情は6秒と言われています。まずは6秒待ってから自分の感情と向き合い、どのような対応が一番ベストなのかを考えるようにしましょう。

怒るに至った出来事を手帳にメモする

怒るまでに至った出来事を手帳などにメモしましょう。

一体何が起きてしまい、それを自分がどう感じて、何が嫌で怒るに至ったかという経緯をメモすることをおすすめします。

その書いたメモをさらに深掘りして、まずは自分の怒りの沸点を見極めて理解するようにしましょう。

自分の怒りの沸点を理解することで、新たな発見につながり、自分の感情、ネガティブな怒りをうまくコントロールできるようになります。

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疑問系の問いかけで相手を追い詰めない

疑問系の質問は自分自身の怒りを増長させることがあります。

例えば、「なんで?」「どうして?」「なんでわからないの?」
「それで?」「どうしてできないの?」「どうしてくれるの?」

こういった言葉はNGワードになりますので覚えておきましょう。

こういった疑問系の言葉をいうことで、自分の感情を更に刺激してしまいます。

そして、どんどん相手を追い詰めてしまうことで、相手の心を傷つけることにもつながってしまうのです。

別の部屋やスペースに移動する

商談や面談などで険悪になったり、議論に行き詰まった場合の手法としてよく活用されますが、場所を変えて話し合うと感情がフラットになり、話し合いが円滑に進むことがあります。

一人の時でも同じですが、怒りの感情が芽生えた時には、今居る場所から出て、別の場所で一息つくと感情の波が元通りになります。

少しストレッチやジャンプなどをして体を動かすことで更に気持ちが落ち着きます。

「仕方ない」を口癖にする

多少の事は目をつぶり、仕方ないと割り切るようにしましょう。

「怒り」という感情は、かなり高いエネルギーを消耗します。

ささいな事で目くじらを立てて、その都度「怒り」のエネルギーを消耗するのはとてもコスパが悪いです。

怒るべき事と、そうでない事の境界線を作り、自分のエネルギーを調整しながら対応するようにしていきましょう。

目をとじて瞑想する

目をとじて瞑想する。修行僧のようですが…これは意外に効果があります。

すべての視界に入る情報というものは、人間の脳に少なからずストレスを与えています。目をとじて情報をなくす事で大きなリラックス効果があります。

ヨガでもよくやりますが、目をとじて手を合わせる事で、雑念を消し更なるリラックス効果を得ることが出来るので、日々のルーティンとして実践してみましょう。

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どうしても怒る必要がある場合は事実をシンプルに伝える

どうしても怒る必要のある場面はもちろんあります。

その際には同じ事をダラダラと指摘しないように気を付けましょう。

指摘している側は「ストレスを吐き出す」事が目的になっています。よって話が長すぎると逆効果になりますし、生産性がありません。

そして、表情にも気をつけてあくまで平常心で指摘するようにしましょう。

怒りそうになったら自分は試されていると考える

自分が行う事の一つ一つには必ず原因があり、その原因に対して結果があります。まさに因果応報です。

常日頃、起こる出来事はあなたの一つ一つの行動から生まれたものです。

自分が行動を起こす時に考えて欲しいのは、「本当にこの選択や行動で後悔はないのか?」と一歩立ち止まって考えて頂きたいと思います。

この段階でどんな対応をするのか?

今自分は試されてるのではないか?

と考えるだけで、安易に激怒・激昂するというネガティブな選択を避けられるようになります。

そして、怒りに身を任せてしまったあとの事を考えるようにしましょう。

きっと自己嫌悪になった上で、やるせない気持ちを味わい、そして周りからの信頼を失ってドン底に突き落とされる事にもなります。

こういう思いをしたくなければ、「今、自分は試されている…」という事を意識しながら怒りの感情と付き合うようにしましょう。

怒る時は相手の人格を否定しない

相手に指摘する時や、どうしても相手に伝える必要がある時は、相手の人格を否定するのはやめましょう。

あなたが怒ったのは何故でしょうか?

それは相手があなたの希望を満たせなかったからではないでしょうか?

であるならば、相手の人格ではなく、行動の中に問題があったのですから、その行動に至った事を責めるべきです。

自分の価値観で相手を見ないようにする

自分と他人は生きてきた環境も違えば、学んできた事、経験してきた事も違います。

そんな別の人間を自分の価値観だけで判断しない事が大切です。

相手の価値観を理解するというのは、とても難しい事ですが、普段から相手の立場にたって物事を見れるようなクセをつければ、そこまで難しいものではありません。

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あなたの信頼を守るアンガーマネジメント10選

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アンガーマネジメントとはカンタンに言えば感情をコントロールする技術です。

車を運転する技術と一緒で、操作になれてしまえば、アクセルをかけたり、ブレーキをかけたり、自由にコントロールが出来るようになります。

ただし、操作を間違ってしまえば、自分自身や相手を傷つけてしまう恐いものでもあります。

はっきりと断言しますが、「すぐにカッとなる性格」は自分の人生を不幸にします。

私は「怒り」は「破壊」と同じだと考えています。感情に振り回される人生は悲しいことです。

「怒り」の感情をうまくコントロールして、自分自身の信頼を守りながら、豊かに生き抜いていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。